どーもキューブ

イングロリアス・バスターズのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督、「キル ナチ」 



 2009年12月5日 17時44分レビュー

 

クェンティンタランティーノ脚本、監督。ワインスタイン兄弟製作、ワインスタインカンパニー、ユニバーサル提供、バンドアパートレーベル。
 
タランティーノ最新作は、戦争、ナチ物ということで、いい機会だと思い戦争映画を予習。「史上最大の作戦」から「我が闘争」まで気になってきたものは鑑賞予習。

だけど、さほど意味なかったのかな?お役立ち度は、ドイツ側の固有名詞ぐらい。
  



鑑賞後、「まあまあ」の印象だった。「ジャッキーブラウン」鑑賞後の印象が脳内に漂う。

なんか硬質なんだけど、ほんでグロさも付け足したけど、、なんか物足りない。

「キルビル2」のラストの長さ(ユマサーマンとキャラダインの対決)

「デスプルーフ」の長い話のくだり
とわ話の質は、異なるが少し3章、4章に「長さ」を感じた。

カットしてもいいんじゃ?という間延びした印象だ。

それと、タラちゃんの持ち味である「殺戮」への「緊張感」の隔たりをかんじた。

ヴァルツの出演パートとバスターズの様がなんか不釣合いな敵対関係とでもいいましょうか。

バスターズのいまいち乗り切れない殺戮性もどこか半端なようなきがしたし、敵である「ナチ」の悪道ぶりが自分にはうすく感じた。

なのでナチを陥れるラストには正直爽快とまではいかない。

圧倒的にたりないと感じたのは、「緊張」がスリリングに盛り上がるところと会話で間延びしてだれていたところに突然おこるようなキリングがどうも疲れた後にきたのでひびかなかった。ナチの悪が弱いんだと思います、描写も少ないしね。

あとたくさんの俳優が出演しているため、見せ場を作ろうと必死なドラマ配置ですが、どうもそれが間延びっているきがしてなりません。

カンヌの賛否は「ゴア」のバッシングもありますが、タラちゃんのフィルム的「弛緩」への怒りもふくまれてるんじゃないのかな? 

タラちゃん間のびというか「フィルム弛緩」は「ジャッキーブラウン」あたしから始まっていますが、、。マイクマイヤーズも「いたなー」という感じで、、、。 

 ブラピもなんかなー、もっと年とった役者のほうがいいんじゃなかろうかとも思えました。なんか、訛りの強いイケメンのようであまりナイスとはいえない感じ。

ですがやっぱり、そんなこといっても、あくなき音楽の素晴らしい音色と配置。

ジュリーさんのセクシーカット(大爆笑、ラスメイヤーカットだとか?)

何気の映画リスペクト話!(ドイツ映画、サントラの引用)イーライロス監督のキャラ。

いままでできなかった「ゴア」シーンの過剰性、ハードシーンの盛り込み。

(R-15指定)二人の女優、ダイアンクルーガー、メラニーロランの美しさと末路。

クリストファヴァルツの素晴らしい「悪」。

「いやらしい、おそろしい、ただ者じゃない感」。

あの邪悪な将軍クリストファヴァルツとの攻防は素晴らしい「キリング緊張感」が伝達する。

彼がまるで第二の裏主人公のようだ。冒頭の素晴らしい会話、彼自身大必見。
 
ラストの気持ちよさ、いや気持ち悪いんだけどイイみたいな。キル描写のあっけなさ。

酒場でのシーンは「バトルロワイヤル」の灯台のシーンを想起した。
 
戦争スペクタクル映画をタラちゃん風に欧州血のソースあえのような作品だった。

硬質な感じと妙にだだ長い部分が自分には、「まあまあ」だったんではないかな。 

もっとやるんなら「グロ」くてもいいんじゃない?とも思いました。ドラマ部分短めにしてね。

徹底的にしてほしかったたなー、「キルビル」のように100個実際カッテ欲しかった!

なにかタラちゃん本来の凶暴性が薄く、スリル不足も見えました。

タラちゃん戦争版「キルナチ」洋風煮込み。もう少し刺激的に中身の具を整理してほしかった。
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