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セレニティーのvizilakeのレビュー・感想・評価

セレニティー(2005年製作の映画)
4.0
カルト映画=少数の熱狂的なファンにのみ支持される映画。。
この定義から言えば今作こそがカルト映画と呼ぶにふさわしい。。
『セレニティー』は2002年にアメリカで放送されていた『ファーヤーフライ 宇宙大戦争』というTVドラマの続編である。。
このドラマは視聴率が原因で途中で打ち切りとある。。
どうにか完結させたいと願う制作スタッフと【少数の熱狂的なファン】の必死の働きによりまさかの映画化を果たしたのだ。。
、、カルトでしょ?
本編自体はやはりドラマの延長なので、ビジュアルで魅せるよりも人間模様やセリフで魅せる点が大きい。。
ダイレクトに言えば安っぽい。。
なので、この制作に至るまでの背景は大変大きな付加価値となる。。
脚本は上手いし作品自体も決して悪くはないが特別興奮するようなものではない。。
しかし、熱意だ。。
そして、愛だ。。
この作品にはこの2点が満ちている。。
映画化への背景を知り観客にも情が移りその点を敏感に感じ取らせる。。
このような映画体験は稀だろう。。
体験する価値は必ずある。。
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