現実逃避帰国準備

マイ・ビッグ・ファット・ウェディングの現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

4.5
2002年映画館で観て、おなか痛くなるほど笑って、その後1回観たかな。3回目だから大笑いは出来ないけど、クスッと笑えて、ハートウォーミング。

シカゴが舞台。移民としてアメリカで力強く生きているファミリーを見ると勇気を貰える。週末、子供達がGreekの学校へ行く描写は、どの移民も共感できると思う。中国系はチャイニーズスクールへ、日系は補習校と呼ばれてる日本人学校へと、週末よくある光景。

異民族結婚を面白く描いてるけど、日本人同士でも、双方のファミリーの文化やしきたりなどでギョッとする事がある。同じ東京出身でさえも、金持ちと庶民、大家族と核家族、地域によってだいぶ違ったりする。逆に、日本人同士だと、姑や親族などからダメ出しされたりするけど、全く違う文化だと、そういうものかと大目に見てくれる特典がある。結婚して十数年経った今、そんな事を思いながら観た。

スポイラーアラート↓


弟のNickの名言
「Don't let your past dictate who you are, but let it be part of who you will become.」(Dear Abbyの引用らしい)

Ianの洗礼儀式で、Toulaが、こんなことするほど私には価値はないと思ってるはずと言うと、Nickが”Yes you are”と言うシーンでウルウルした。

お母さんの名言
「the man is the head of the house. But the woman is the neck, and she can turn the head any way she wants.」

Aunt Voulaが面白い。Toulaのお母さんの顔の毛をむしったりあっちこっちで笑える。

つばかけ=Good Luck

Greekのファミリーの子供達がみんな、AnitaかDianeかNick。ほぼNickだらけ。

何気にお父さんの演技が上手いなあと思った。

買ってくれた家が隣というオチがいい。

「It's all Greek to me.」

9/8/2002 映画館
9/30/2020 HBOmax