2021年4月18日
『ディア・ブラザー』 2010年制作
監督、トニー・ゴールドウィン。
ケニーとベティ・アンの兄妹は貧しい家庭に育ったが、
幼い頃から仲が良かった。
成長して、それぞれ家族を持ち、子供もいた。
ある日、何かと問題をおこす兄のケニー(サム・
ロックウェル)が殺人容疑で逮捕された。
ケニーは無実だから、すぐ釈放されるつもりでいたが、
裁判で終身刑が言い渡される。
妹のベティ・アン(ヒラリー・スワンク)だけは兄の
無実を信じるが、弁護士に高額の費用を払えないし、
ケニーの弁護のなり手もいない。
考えあぐねたベティ・アンは自分が弁護士になり、
兄の無実を証明しようと決心する。
実話です。
原題は「Conviction」 →信念
殺人罪で服役する兄の無実を証明する為に弁護士になった
女性ベティ・アン・ウォーターズさんの話。
16年後にようやっと・・・!!
まずは兄。
キレやすい、暴力をふるいやすい、相手が投げかけるちょっと
した言葉に対して、相手を攻撃する。
迷惑至極の兄・・・に私は見える。
しかし、だからと言って、周囲の迷惑だし、きっとこの人が
殺人を侵したに違いないという先入観にとらわれて殺人者の
レッテルを貼り、逮捕してしまうのは短絡的過ぎ。
捜査はもっと慎重に。
DNA鑑定が導入されるようになって良かった。
ベティ・アンの夫。
兄が無実だと固く信じる妻に対し、よく話し合わずに反対し、
協力しないなんて・・・・寂しすぎる。
妻が弁護士になろうとするのなら、子どもと共に夫も協力して
バックアップしてあげて欲しいなと思う。
それこそが夫婦では…と思う。
大学での女友達エイブラ・ライス(ミニー・ドライヴァー)は
立派!
ベティー・アンから聞いたことを周囲に告げ口しないし、
彼女の協力はするし、エイブラ・ライスの協力あってこそだね。
ベティ・アンの子どもたちも次第に母の応援をするように
なって💛
確固たる信念があれば、それを貫き通せば、周囲も分かって
くれる。
いい話でした(^^♪