「マイフレンドフォーエバー」でエイズだったジョセフ・マッゼロが本作では虐待される役。そんな弟をお兄ちゃん(イライジャ)が守ってあげる話を、ファンタジーかつ残酷に描く。
監督は「グーニーズ」のリチャード・ドナー。
ここではファンタジーな映画って意見が多いけど、個人的にはファンタジーのフリをした悲しく救いのない映画だと解釈した。
まずこれは大人になった兄(トム・ハンクス)が自分の子供達に聞かせているということ。そして「もう長くない」と悟っていたこと。冒頭の人が実際はああなったこと。あの状態の亀を乗せたこと。
それに気付いてしまったら、あまりにも辛い現実に観終わってからしばらく放心。
2人とも演技が上手すぎるからこそ父親に怯えるシーンや我慢して涙を流すシーンで、私も泣きまくりでした…。抵抗出来ない弟を狙うとかクズ。母親もなかなかのクソ具合。しかも近所の子供達には虐められていて、信じるものは兄弟だけ。
子供達の怯えた目線から父親を写すカメラアングルはホラー映画の殺人鬼みたいで恐怖を煽られる。
イライジャとジョセフくんはメチャメチャ可愛すぎて!吸い付きたいくらい可愛すぎて!虐めたいくらい可愛すぎるからそれだけで観る価値あり!
てかイライジャは成長しても絶対トムハンクスにはならない(断言)
可愛い男の子が可哀想なことされる映画で、信じられない程興奮する性癖があるとかは誰にも言えませんのでどうか触れないで下さい・・・。