サーフ

アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史のサーフのレビュー・感想・評価

4.0
「アメリカン・ニューシネマ」と呼ばれる1970年代のハリウッド映画についてのドキュメンタリー作品。

内容的に言えば昨日見た「イージー・ライダー☆レイジング・ブル」同じようなもの。
ただ今作はアメリカンニューシネマ以前の映画の風潮、当時のアメリカ社会の中で何故著名な作品群に人々が惹かれていったのかという所を中心に構成されており、当時のアメリカ映画の「流れ」が良く分かる。

この作品を見て改めて知ったのはアメリカンニューシネマに属する作品は当時の若者の代弁者のような存在であり、同時に混乱極めるアメリカの中で人々が求める答えとして存在していたという事。

アメリカのリアルが求められ続けた結果、人々は現実に疲れ「スターウォーズ」や「ジョーズ」などの現実と切り離された所に存在する世界を求めるようになっていく。

ニューシネマ作品の映像を存分に使用され、見たい映画がめちゃくちゃ増えてしまった。特に「ヤング・フランケンシュタイン」がめちゃくちゃ馬鹿っぽくて面白そうだった。
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