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エリミネーターズのsmithmouseのレビュー・感想・評価

エリミネーターズ(1986年製作の映画)
3.2
「お前らの原子を分解してやる!」
脱力とショボさを勢いで誤魔化せていない珍作 (゚O゚)。

男の名はジョン。
DCコミックの「サイボーグ」みたいなクールなデザイン、ライダーマンみたいに腕のアタッチメントを変えられる機能、下半身のキャタピラ(着脱可)の合わさった、まさに夢のようなヒーロー。
マンドロイドだ。
自分の主人である悪の科学者の野望を知り、それを止めるため、セクシー女科学者やただの船乗り、通りすがりの忍者とともに立ち向かうと言うキャラクター面もバッチリだ。

が‼︎

兎にも角にもショボいのだ。
見てくれは学園祭のコスプレレベル。
船が揺れただけで川に落ちたり、肝心のアタッチメントも枝に引っかかるだけで動かない、岩に乗り上げてひっくり返るなど、まあ気の抜けた笑を提供しようとする機能だけは抜群な仕様。

が‼︎

笑のフラストレーションが溜まったところで気づいてしまった!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
主人公達の乗る船の後ろに書かれた「NO QUESTIONS!」の文字に。
そうか!
疑問を抱くのが間違いなんだ!( ゚д゚)
何て自分はバカなんだ。( . _ .)

そっから先は楽しめました。
途中で仲間になる謎の日本人忍者の名前が、タカダ・クジだったとしても。
何故か主人公であるはずのマンドロイド、ジョンがエンドロールでは3番目に名前が来ていたとしても。
サービスシーンも自然で良いです。

「考えるな!笑い飛ばせ!」と監督に叱られてしまった映画。
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