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サプライズのsmithmouseのレビュー・感想・評価

サプライズ(2011年製作の映画)
3.4
No.777
義兄「昔は早く走れたが、背中に矢を受けてしまってな( ´Д`)」

お面とホームインベージョンというキャッチーさだけで無く"爽快さ"が特徴のスプラッタ。
作品の舞台は極小。
家とその近所だけだが特にそこにも凝らされた工夫があるわけでは無く殺し殺されがメイン。また死ぬべきキャラはさっさと殺されてしまうというスピード感がある。

しかし何よりの驚きはヒロインの状況への順応の速さ!
強さの秘密について説得力皆無の説明をしてくれるけどそれは置いといて、侵略者達を次々に血祭りに上げていくその良妻ぶりには惚れる。
他の一族の皆さんが無能&クズなんで一層際立つ。

実に豪快なスプラッタものとして、また生き残る為のギリギリ位のパラメータのヒロインのホームアローン劇としてかなり面白かったし、ブラックな笑いに満ちていたのがユニーク。
ある種アホらしいと感じる最後のシーンと変わり果てた姿でのエンディングも実に笑える。
万人受けはしないだろうけど皮肉と刺殺とスプラッタイマジネーションに溢れた良品だった。

しかし、殺人鬼のマスクて自前で用意なんですかね?
ウチはマシュメロのマスクしかないや(゜_゜)。
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