ガブXスカイウォーカー

スーパーバッド 童貞ウォーズのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

2.5
さえない童貞3人組は酒を調達すれば卒業パーティに参加できることになり、そこで男になる、という野望を抱く。だが、次々と困難に見舞われ・・・・・。

ドラマと言うのは主人公たちの前に次々と障害が立ちはだがり、いかにそれを乗り越え、目標達成するかにより面白さが決まるものだが、本作のトラブルはいちいちイライラさせられる。登場人物たちはどいつもこいつも鬱陶しくて口ゲンカばかりしているからだ。とくに主人公(ジョナ・ヒル)はデブで弱っちいくせに憎まれ口ばかり叩いてムカつく(意図的にそう言う脚本なのはわかるけど)。
3人はようやく酒を手に入れてパーティに参加できても、女に振られる奴、いざとなるとためらってしまう奴、挿入出来た途端に警官に邪魔される奴と童貞すら卒業できない。
観ていてストレスが貯まる。
そうかと思えば、最後に主人公たちがこの一晩の出来事を経て友情を再確認しあったり、翌日にやり損ねた女の子たちと偶然再会して希望を垣間見せるなど、ホロっとさせようとする。「ラストにこうすれば感動するだろう」と言う計算が透けて見えて嫌だ(←考えすぎ)。
本作が高く評価されていることは知ってはいるけど、俺にはあわなかった。残念。