髙橋佑弥

危険な女の髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

危険な女(1946年製作の映画)
1.5
理想の伴侶と結ばれた幸運を信じきれず誘発される疑念×3、伝染するパラノイアの映画…もはやループもの。回想内回想内回想が見所。回想内主導権がどんどん移り変わっていく辺りはピンチョンみたい。室内とは思えぬ影の落ち方/明暗の変化は面白い。ただ正直、出来自体は微妙。

アメリカでの"作家主義"浸透に一役買った批評家アンドリュー・サリス曰く「ブラームの頂点は30年代のメロドラマ仕事にあり、それ以降は衰退の産物である」…らしい。

2020/05/10
髙橋佑弥

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