スカパーにて。江波杏子主演なのに東映?と思ったら前年に大映が倒産して移籍したのか。
大映で人気を博した「昇り流のお銀」のキャラクターを受けて女博徒を演じているが、やっぱり東映流に変更されているね。
お藤は呉服問屋の娘だったが悪徳高利貸しに店を取られ父は自殺。
敵討ちとして襲った男が人違いで、ヤクザの巽(松方)。
巽は組の2代目に選ばれたが兄貴分(渡辺文雄)のヤッカミで抗争に。
殺された巽への愛情でヤクザとなり、今度は巽への復讐を始める。
キップの良いアネさんだったお銀に比べ、お藤は女を全体的に出しとてもウエットだ。
松方弘樹との色っぽいシーンもあり大映時代の硬派路線とは差別化を計ってるのが判る。
(個人的にはお銀さんの方が好きだけど。)
しかし曲がりなりにも博徒と銘打っているのに、一切博打で勝負するシーンが無い。
ただただ斬ったハッタしかしていない。タイトルに偽り有りだ。