『シン・仮面ライダー』の神秘的なチョウオーグと同じ人が演じているとは思えない。すごいなー、森山未來。森山未來を堪能できる映画ではあった。
原作未読。いつか読んでみたいと思っているうち、作者がお亡くなりになってしまった。ここまで自分をさらけ出せるのはすごい。やはりいつか読まねば。
貫多はデリカシーがなく、キモいとこもあるけれど、単純で裏表がなくて分かりやすい。面倒臭いけれど。一方、高良健吾演じる正二は、仕送りもありいつもブランドの服を着ているような学生なのに、なぜ人足仕事をしているのか最後まで分からず、謎めいていた。貫多のことを本当のところ、どう思っていたのかよく分からなかったし。
前田敦子(若い!)演じる康子も思わせぶりな感じで、不思議だったな。冒頭の客引きが見たことあるな~と思ったら、宇野祥平でビックリ。貝を集めるマキタスポーツ面白かった。
男性陣、みんな煙草をスパスパ吸っていた。手軽に煙草を吸えた時代が懐かしい。煙草の臭いが嫌いなのに、映画の中の煙草にはノスタルジーを感じる。