ともだちのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

「幼児教育60年代作品集」にて『ケンちゃんたちの音楽修行』と併映。

幼い子供に対してカメラを意識させることなく予想できない動作を一つ一つ収めていく。画面構成も素晴らしい。声を口の動きに合わせることなく流すことで縦横無尽な視線や動きを編集で繋いでいく。映画としてのクオリティを考えるならばナレーションや音楽は過多かも知れない。しかし、唯一画面に映らない「父」を表象するナレーションは家族を意識させつつ、子供を小さな大人として見ることになるのである意味正しい。時枝俊江という才人を発見できたので良かった。