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ANTIBODIES -アンチボディ- 死への駆け引きのtotoruruのレビュー・感想・評価

3.1
手堅く作られた心理系サイコスリラー。


監督は、デニス・クエイド主演の『パンドラム』、レニー・ゼルウィガー主演の『ケース39』を手掛けたクリスティアン・アルヴァルト。


ベルリン郊外で12人もの少年を虐待したうえで殺害していた連続殺人鬼ガブリエルが逮捕される。
とある村で捜査にあたる警官ミハエルは連続殺人鬼の逮捕の知らせを受け、自身の追っていた猟奇殺人にもガブリエルが関与しているのではと疑念を抱く。
ミハエルは連邦捜査局へガブリエルとの面会を申し入れ、殺人鬼から情報を聞きだそうとするが、ガブリエルの心理ゲームに引きずり込まれ…。


『羊たちの沈黙』をオマージュしているであろう作品。

作中でレクター博士の名前が出てきたり、牢屋から匂いを嗅ぐ素振りなどが出てきます。

主人公と犯人とのやり取りも明らかに『羊たちの沈黙』を意識していると思われるが、本家のような重厚感は感じられなかった。

また、ジャケットのインパクトが中々ですが、その雰囲気はオープニングだけで終了してしまったのにはガッカリ。


それでも心理系サイコスリラーとしては上手くまとめられているので、そういった点では悪くない作品ではないでしょうか。

宗教の引用が多用されているので、その辺に詳しく人は更に楽しめるのではと思います。

私は宗教に関しては無知に等しいので、中々真意が伝わらなかったのは残念でした。



それにしても…

主人公の義父がマジでムカつく٩(๑`^´๑)۶
あの瞬間、主人公やっちまいなって思いました。

子羊のシーンも観ていてツラかったなぁ…



おまけ


ノーマン・リーダスさん、そんなとこで何してるんですか〜( ゚д゚)ポカーン
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