YasuhitoArai

ナイト・オブ・ザ・コメットのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

2.8
トム・エバーハード監督作品。
彗星が地球に接近する日、主人公レジーナは映画館のバイト中、映写室で男ラリーと夜を共にする。朝になってみると、彗星の光を浴びた人は粉状になって消滅し、一部感染した者はゾンビとなった世界になっていたが・・・という話。

ゾンビが出る数が少ない。現実世界で3体、夢で2体ぐらい。ゾンビの数は少ないが、特殊メイクが『エルム街の悪夢』でも特殊メイクをしていたデビッド・B・ミラーのため、ゾンビのクオリティはそこそこ。

世界崩壊して人がいなくなった後のロサンゼルスでの、主人公のティーンな少女の行動に重点が置かれた話。人がいなくなったロサンゼルスを写すシーンが多く、そして登場人物も少なく、予算の安さも感じさせるため寂しい。
誰もいないデパートで主人公達が楽しんだり、地下の軍の基地で研究がされてたりと、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』、『死霊のえじき』の影響を感じさせる。

人からゾンビヘの成り方が分からない。ストーリー的に?を感じる部分が多かった。流れる80年代洋楽ポップスが彩りを与えている作品。
YasuhitoArai

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