じょの

地球最後の男のじょののレビュー・感想・評価

地球最後の男(1964年製作の映画)
3.0
コロナ過で見るべき映画ではなかったかも…
現実とリンクしている部分はしんどかった。
しかし映画としては面白い。
ゾンビ映画が生まれる4年前に公開されている本作は、ナイトオブリビングデッドに影響を与えているのは明らか。
ウォーキングデッドの製作スタッフも見たかなと思わせるのは、主人公の名前。モーガンはこの映画からのオマージュなのかもしれない。
演出は古いが、脚本はウォーキングデッドのワンエピソードとして使えるくらい面白い。
過度なホラー描写はないが、それがむしろ恐怖を煽る。オープニングはバウハウスを思わせる映像で、美しいがゾッとする雰囲気。近年では見られない、ホラー映画の映像美だ。
当時としては当たり前である、“白人しかいない世界”も、現代から見ると不気味である。
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