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モッシュピットのkunicoのレビュー・感想・評価

モッシュピット(2016年製作の映画)
3.5
やっと観れた!!!
ずっっと楽しみにしてた「モッシュピット」、初日でしかもレイトショーに駆けつけることなんて滅多に無い私ですが、2時間ガッツリ立ち見してきましたよ、ええ、立ち見ですとも!!!腰ガッタガタですとも!!!

BiSキャノンボールを観て以来ハマジムの映画に興味があったのと、ハバナイの音楽が大好きだからという動機で鑑賞。

ネイチャーやおやホロ、ハバナイというバンド・アイドルを知らない人にも丁寧に説明されてあったので、そこは理解しやすかったと思う。

内容は、東京アンダーグラウンドを抜け出し、恵比寿リキッドルームでのライブを控える3つのグループにそれぞれカメラが迫るというもの。
メンバー達だけでなくファンの姿も多く映していたのが印象的だった。

元々私は彼らの曲を知っているしファンだから観ていて飽きなかったけど、いまひとつ盛り上がりに欠けるというか、もっとアツいぶつかり合いがあることを期待してしまっていたのは否めない。
それに、1つのグループに重きを置かなかった為にそれぞれの紹介映像という域をうまく脱することが出来ていないようにも見えた。
自分は無意識にドラマ性を求めてしまっていたんだろうな、と思うけど、演出のされていないドキュメンタリーという視点で観ればこれはこれで正しい姿だと思う。

劇中でとても好きなシーンは、17台のカメラで撮ったリキッドルームの「モッシュピット」。
ネイチャーのユキちゃんもそのシーンで涙したと舞台挨拶で言ってたけど、モッシュピットを上から見せるとこんなに面白い映像になるんだと興奮したし、この現象を引き起こす様なパフォーマンスをする彼らはどんだけパワフルなんだと感動した。
この映画が兎に角観客に見せたいのはこの部分だ!、浅見さんがリキッドでやりたかったのはコレなんだ!ってことがジリジリ伝わってきて、なるほどこの映画のタイトルが「モッシュピット」なわけだと納得した。

エンディングのLOVE SUPREMEがかっこよかったです!
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