肉のためならどんな壁をも食い破る！

不時着した無人島の周りを「肉命！」なピカピカ光る不定形モンスターに包囲されたもんだから、なぜか偶然ひとりで島にいた胡散臭い大学教授と一緒に退治の方法を練るSFホラー。

先月レンタル開始したWHD案件なんだけど、最近人気が出てきたのかレンタル取寄せもなかなか出来なくなってマジ勘弁…。ちょっと前まではレンタル開始日に店舗行けば大概取寄せできてたのに、最近は開始日当日でも取寄せできなくて、人知れず争奪戦になってる様子。というわけでやっとレンタルできた！

WHDのやつはポンコツ具合を楽しんでるところがあって、今回はどんなポンコツかな〜と思って見始めたらちゃんと面白くてビックリ！突然海岸に死体が流れ着くことで異常事態に主人公たちが気づくんだけど、流れ着いたのが学校の理科室に飾ってあるような完璧な状態のめちゃ綺麗な白骨死体だったもんだから「んなわけねぇだろ！ナイスポンコツやな！」ってなって笑ってたんだけど、それがミスリードだって後々気付かされるっていう、これ本当にWHDか？と疑いたくなる面白さ。

思い返せば、プロローグの食われるまでの流れもスムーズだったし、取り残された感覚を煽る上からのカメラと円状に染み渡る黒の血だったりと手堅い演出で丁寧に作られてる印象。でももちろんポンコツなところも多かった。中でも、横断歩道の白線ひとつ分くらいの距離の溝なのに、さも命がけの距離のように見せようと必死になってる感が堪らなく好き。キャラクターの上半身だけ映して意地でも足場は撮らないという力業。サッサと渡れよ！🤣

そしてやはり見せ場は残虐描写。64年製作とは思えないグロテスクシーンの数々に正直驚いた。63年に『血の祝祭日』があるので、残虐という面での本作の存在感は薄いのかもだけど、あちらは元々残虐志向の作品なのに対して、古典SFでここまでやるのは凄い。同時代にこんな作品ないんじゃないかな。

本作のモンスターは強酸性で触れたものを全て溶かしていく。当然皮膚についたりするんだけど、血が出てる患部にモノクロだからこその気持ち悪い合成を施していて、結構生理的にくる。腹から溶け出す人体を真正面から映したり、目ん玉取れて眼窩から血が溢れ出てきたりと、かなり攻めてる。モンスターの造形もキモさ全開で好きだし、思わぬ当たりでした！

• #ホラー映画と怖い映画

パイロットのグラント(バイロン・サンダース)、アル中のハリウッド女優ローラ(リタ・モーレイ)、その秘書のジャン(バーバラ・ウィルソン)を乗せた飛行艇が、悪天候により孤島に不時着した。3人はこの島で生活し、実験に打ち込む海洋生物学者ピーター(マーティン・コスレック)と出会う。嵐をやり過ごす為、ピーターのテントに泊まることにした彼らだったが、そんな時、海岸で何者かに喰われたような人間の白骨死体を見つける。


海洋学者は多くを語らず怪しいと言えば怪しいが、それよりもアル中女の言動にイライラさせられてしまう。少ない登場人物でなかなか被害者がでないなか、愛を語る旅人の登場でまたイライラさせられる。

怪物は巨大すぎて弱点を攻撃する際にどうするんだろうと思っていたら意外な行動に出たんで唖然とした。もう少し納得のいく展開が良かった。

• #2020観賞ワン
• #モノクロ

まさかの白黒映像♪画質は良かった〜

嵐のため島に着陸した男女3人
そしたら変な怪しい科学者と人肉食うモンスターが島にいたお話

全体的に退屈だけど、
愛の旅人が来てからなんか面白くなってきたｗ
陽気で良いキャラ

海に触れると じゅわ～って溶けるのがなかなか面白い
この時代だから出来る技って感じ！

• #60年代
• #アメリカ
• #白黒