シネフィルmonk

Tメンのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

Tメン(1947年製作の映画)
4.1
再び大阪・西九条のシネ・ヌーヴォの「フィルム・ノワールの世界 vol.3」二本立て鑑賞へ。

Tメンというと最初、何の仕事をするのかわからなかったが、正確には財務省の特別税務調査官(Treasury Department Men)の略称。『アンタッチャブル』でアル・カポネを追い詰めたエリオット・ネス財務省特別捜査官がほぼこのポストに当たるようだ。麻薬を取り締まるGメン(Government Men)ほど有名でないが、 潜入捜査をし、アメリカ社会の闇を暴いていく。

今作ではイタリアンマフィアの偽札ルートを追ってオブライエンとジェナーロの二人が偽名を使い、マフィアのドンの下で働き始める。それぞれマフィアとして裏社会の偽札ビジネスに関わる一方、捜査官として捜査を進めるが、見た目も行動も悪党になりきっていて最初は身元がばれない。しかし、ジェナーロは、休暇でロスに来ていた妻と街で出会ったことがきっかけで、財務省捜査官であることがバレてしまう…。
シネフィルmonk

シネフィルmonk