バリカタ

J=P・ベルモンドの エースの中のエースのバリカタのレビュー・感想・評価

4.0
ベルモンド祭、ラストは本作です。
いやー、やっぱりこのベルモンドが好きだなー。<相続人>を観て終わりにしようかな?って思ってましたが、やはり「らしい作品」でシメたくて。
はい、バッチリでした!!!良かった良かった(笑)

このセンスと勇気(いるよなぁ、やっぱ)は脱帽です。フランス人のエスプリってやつでしょうか?まぁ、ベルリン五輪当時のナチス、ヒトラーを単なる盛り上げ、笑いのピースとして使っちゃうなんて、たまげたもんです。特にヒトラーのお姉ちゃん・・・いいのでしょうか?(笑)
ナチスもヒトラーも笑い飛ばすベルモンド、無敵。

相変わらずのスピーディーかつテンポの良さで、劇中のユダヤ人一族のようにベルモンドに連れて行かれるように引き込まれる本作、飽きません。なんでフランスのボクシング五輪チームのコーチがヒトラーに会えるのか?荒唐無稽のはずなのに、なんでしょう観れちゃうんだよなぁ。「アリ」だよなぁって思っちゃうんだよなぁ。ユーモアもふんだんに盛り込まれており、、、また書きますが、ヒトラー姉が特筆、、、最高の娯楽作になってます。もちろん、アクションもバッチリです。僕としてはドイツ軍のバイクとのチェイス場面が好きですね。あのスピード感いいです。(カリオストロの城のオープニングっぽいんですよね。。。あ、逆か)さらにエアー・アクションまで。今回も満腹です。

どうして色々許せちゃうのでしょう、ベルモンド。あの渋さからくる説得力?はてさて?なんやかんや有りますが、「面白い!」が最強な訳です。観て良かったなぁ。