バリカタ

四月になれば彼女はのバリカタのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

【二人の女性によるダメ男修正物語】

観る気がなかったのですが、俳優陣いいし・・・
ってことで鑑賞しましたが・・・あぁ、やっぱり。
豪華なキャストにビッグネームの主題歌には気をつけろ!
って何度も自分に言い聞かせてたのに・・・。

いや、商業的に大成功して日本映画界を元気にして
頂ければよいです。そのための作品ではないでしょうか?

どうしてこの手の邦画って、不自然な設定がベースに
なってるんでしょうねぇ?自然な流れで感動を作れない
のでしょうか?洋画の恋愛映画ってこんな入り組んだ
設定無いと思うんだよなぁ。もう信じられないくらいの
予定調和な偶然が頻発しちゃって・・。

心療内科系の医師が患者に・・・ってもう引くし。
おいおいおい・・・って。
さらにその医者がほぼヤブ級の診察能力がゆえに話が
回っていく・・。それを医者の不養生とかの言葉で
説明すんなよな、失礼にもほどがある。

フジの人間性がようわからんし、過去の引きずり度合いも
ようわからん。ダメダメなことはなんとなくわかる。

弥生はなかなか微妙な心の持ち主ではあるものの、
探偵並みの調査能力で元カノの潜伏先を見つけるし
さらには潜入捜査も。就職も退職も自由自在。忍者か。

ハルは・・・一番わかりやすいキャラだったかな。
てかさー、旅行行けなくなっただけで終わるかい?
恋愛。旅行いけなくなっただけだろがい。君たちの
恋愛どんだけ薄いんだ。

でもって、とどのつまり・・・元カノと今カノが
「あいつダメだよねー、けどこんな時もあってさ、
わるいやつじゃないんだ、よろしくね!」って
分かり合って、彼氏の引継ぎをしつつ
「お前さ、しっかり向きあえよな!自分にもあたしにも!」
って、ダメ男を修正する物語でした・・・としか見えない。

こーいう状況だから、こうなるよね・・っていうような
心情描写皆無で状況だけで泣かせにかかる物語って
ほんとつまらない。

ラスト「やよいー!」って叫んで走っていくシーンなんて
ゾゾゾってしました。

あーぁ。