ゴリラ

ミスにんじんのゴリラのレビュー・感想・評価

ミスにんじん(2008年製作の映画)
3.0
『荊棘の秘密』のイ・ギョンミ監督の長編デビュー作
本作も脚本にパク・チャヌクが参加
そしてポン・ジュノがカメオ出演してる!

この監督とにかく癖が凄い!
主人公、娘、同僚女教師とメインどころが全員ヒステリック&クレイジーなので、話の展開もカオス&支離滅裂
キャラへの共感度でいえばほぼゼロなので、え?何?何故?の連続のまま怒濤に話が進んでいく

監督のキャストの“顔選び”も女性ならではと言うべきかかなり独特
メインから脇役生徒に至るまであまり他では見たことない役者ばかり
妻役の女優さん見たことあるなと思ったら『マルティニークからの祈り』の監督か

『荊棘の秘密』も女子校&いじめ&はぐれもの同士の愛・友情的な部分あったから、監督の経験的な要素なのかな?

同僚女教師が体育倉庫に男性教師を呼び出し、ロシア語で『ジャジーカカ?ジャジーカカ?』を連発するシーンは笑った。

全体として笑いの好みがドンピシャってわけではないが、異常に脳裏にこびりつく感じがする
韓国映画の中でもこうも癖の強い監督は珍しい気がする
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