大学生のグレースとジムは、ドライブの途中に正体不明のヒッチハイカーを乗せてしまったことで、悪夢のような事件に巻き込まれる。
ルトガー・ハウアーが殺人鬼ヒッチハイカーを演じた85年のサスペンス・スリラーをマイケル・ベイのプロデュースでリメイク。
オリジナルでは主役は男性であったが、リメイク版では男女のカップルに変更されている。
自分は最初に登場したカップルがまず殺されて、それから本編が〜という流れかと勘違いしていた。
それだけ今作の主人公に値するこの2人の俳優が普通の若者に見えたという事。
女は小奇麗なのだが『テキサス・チェーンソー』のヒロインのようにどうも感情移入できないタイプである。
あと、どうせやるんならもう少し頭の良い人を主役にしてくれないと展開が面白くない。
危機的状況で安全でない場所で眠りに入る馬鹿カップル、正確な判断が出来ない優柔不断な馬鹿カップル、余所見運転で何回も事故る彼氏、そしてアホ警察。
そら殺される、むしろ殺されろ、って感じでした 。
ただ、殺人鬼のショーン・ビーンはいいです。
この謎の殺人者を、粘質的で悪魔的な雰囲気を出してしっかりと演じており、これぞ敵役と言う名演技です。
この映画を観て感じたことは、アメリカのように長い道のりを移動する場所で安易に人を乗せてはいけないということ(オリジナルでも思ったが)。