takanoひねもすのたり

造られた殺人のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

造られた殺人(2015年製作の映画)
3.0
あかん韓国警察+マスコミはやはりマスゴミ。

スポンサーを怒らせてクビになったTV局の記者ホ・ムヒョク(チョ・ドンソク)妻からも離婚の三行半を突きつけられて人生積み状態。
ところが巷を賑わせている連続殺人事件の情報提供を思い出し情報提供者に接触し大スクープを獲得、TV局にも見事復帰。
ところがこれがとんだ早とちりの誤報だと判明し隠蔽しようと工作するもどんどん裏目に出てしまう。

早とちりでビビりなドジっ子タイプのホ記者が、誤報を誤魔化そうとして右往左往、TV局の局長は視聴率主義でホ記者の工作は思惑通りに進まない、警察からは詰められる、真犯人からは「嘘つき」と真実を突かれて大葛藤。

処世術が苦手というより天然っぽい。
報道記者に向いているんだかいないんだか彼の職業適正がよく分からんけれど、窮地に陥った時の(やっちまった……)な絶望と失敗に真暗になる表情がリアルで思わず笑うwwww(鬼)

マスコミの傲慢さ、スポンサーに不利なニュースは真実でも報道してはいけないという部分、韓国でもマスコミは忖度しまくり偏向しまくりマスゴミなんでしょうか🤔

真実を全て打ち明けようとしたホ記者を局長は遮り「ニュースにおいて、何が真実で何が偽りか決めるのは視聴者。視聴者が信じればそれが真実」
うぉーーーーい、偏向報道やんけそれは!!!

連続殺人犯と接触したことで、ホ記者は追い詰められ、ある行動を侵すことに。

彼はその証拠を自宅の机の引き出しに仕舞い。

離婚寸前までいっていたホ記者の奥さんは、アートギャラリーのスタッフなのですが、ある画家と不倫をしておりそれを彼も知ることに。「不倫をしていたけれど(妊娠した)子供はあなたの子供よ」その結果の親子鑑定はその言葉の裏付けにはならなかったわけですが、彼はその事実を燃やし"娘"と妻と生活を続けることを決める。
ホ記者しか知ることはない、連続殺人事件の真相、子供の父親、隠し事はマクロもミクロもあるってことだとしても、マスコミが本当にマスゴミ過ぎ。
組織と個の相似だとしても、これはちょっと脚本に無理が出てるのでは。

おまけとしては、ホ記者は人間的に成長したのかも知れない。
ただ奥さんが不倫した画家がどこから見てもメンタル不安定な気色悪いクソ男にしか見えず、彼女よくこんな男と……という点に驚いた。