『コフィー』『ジャッキーブラウン』のパムグリア主演の70年代ニューワールドピクチャーズ作品。
古代ローマの時代。
世界各国から奴隷としてコロシアムに売り飛ばされた美女達がグラディエーターとなり、生か死かのキャットファイトを繰り広げた後、ローマに反乱を起こすという、70年代初頭のB級映画に流行した『女囚もの』に『グラディエーター』を足したようなストーリー。
なんかエロ同人ゲーとかにありそうな話だな。
ロジャーコーマンの半生を追ったドキュメンタリー映画『コーマン帝国』を観た人には、パムグリアがコロシアムでバトルしてたあの映画と言ったら分かるだろうか。
https://youtu.be/Eb4XPgFpwoA
まあ、あのロジャーコーマンの映画会社が制作した『女囚もの』だから内容はお察し。
どぎついエログロが満載でチープ極まりない。
鑑賞中は(僕は一体何を見せられているんだ)と何度困惑したことか。
でも、パムグリアのその気迫だけは別格。
だって一人だけ目が違う!
本物のバーサーカーの眼をしてる!!
どんなに酷い境遇だろうと闘志を絶やさず、襲いかかる男女共を捻り伏せ、果てには他のグラディエーター達を率いてローマ兵や支配者連中をバッタバッタと切り倒す!!
その勢いのすざましさたるや。
パムグリア度胸ありすぎ!!
また、この作品には"生か死かの暴力が見たい低俗な群衆"も描かれており、
個人的大傑作『デスレース2000年』を彷彿させるブラックな世界観がこの時既に形成づけられていたのはびっくりだった。
パムグリアの勇姿が印象に残る映画だ。