YasuhitoArai

DEATH WISH/キング・オブ・リベンジのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.1
チャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーは、デザイナーの婚約者を、その元恋人のマフィアにより殺害されてしまい、再び銃を手に取るが・・・という話。
デスウィッシュシリーズ五作目にして最終章。

晩年のチャールズ・ブロンソンを拝める。少しふっくらし、年も感じさせる。でも割りといつものブロンソン。

シリーズの中で一番安さと低クオリティを感じた。いろいろとツッコミどころがあるけれど、バカ映画につき抜けられていない。地味目に着々と描いている。テイストが少し暗め。低クオリティながら、人物にあたるライティングと最後の銃撃戦に力は入っていた。
女性の顔がやたら血まみれになり、アクションでは珍しい。

銃が代名詞のポール・カージーが、今作品では余り銃を使わず、毒殺やおもちゃ爆弾等ギミック的な仕方で相手を殺していく。復讐に囚われた男というスタンスは、シリーズ通して守り抜かれた。
最後の作品で、警察に非公式に認められてしまった。
やはり最後は背中で語る。
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