あさと

素直な悪女のあさとのレビュー・感想・評価

素直な悪女(1956年製作の映画)
3.3
真っ直ぐな性格だけど周囲を翻弄する女性を描いた1956年制作のフランス映画。フランスのマリリン・モンローとも呼ばれ、ヨーロッパのセックスシンボルとも評されたブリジット・バルドーの出世作。

まず1956年の映画とは思えないほど景色や街並みが完成されていて綺麗で、フランス旅行をしているような気分を味わえた。フランスの景観はこの頃すでに完成されていたんだな。内容の方は男女の痴話喧嘩だけかと思いきや、そこに土地の利権の話なども入ってきて意外とややこしかった。ドック(船の建造・修理などを行うために構築された設備のこと)という言葉がたびたび出てくるのだけど、鑑賞中は意味わからないまま見てたから途中で調べたらよかったなと鑑賞後に思った。

ストーリー自体はハマらなかったけど、フランスの完成された景色が見れたのはよかった。ブリジット・バルドーを見たい方なら楽しめると思います。ちなみに官能的なシーンはあまりなかった。邦題は合ってるけどこのジャケット写真は内容と合ってないなと思いました。
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