YasuhitoArai

ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.3
ジョー・ダマト監督作品。
両親が交通事故で亡くなり、莫大な遺産を受け継いだ主人公。愛する恋人を、主人公に想いを寄せている家政婦の呪いにより、亡くしてしまう。想いを断ち切れない主人公は、墓から恋人の死体を持ち帰り剥製にする話。

ストーリーは二の次。死体となった彼女への異常な愛を描いていき、そして最後には発覚という基本的な流れ。ストーリーよりも、内蔵や肉を食いちぎる等の猟奇描写とエロを主力として打ち出している映画。

他のゲテモノ映画に比べてふざけた感じというより、ドイツ映画みたいに「真面目に変態やってますけど?」みたいな感じ。死体への愛を甘美的なものとして描こうとしている。感傷を誘うためか、主人公を中心とした人物をソフトフォーカスで映していく。
人物の動きをカットとかしないでだらだら撮っている。

最後のオチが今までの流れをぶったぎるようなひどいオチ。ほんとに酷すぎて衝撃的だった(笑)

ゴブリンの音楽だけ割りとカッコいい。
YasuhitoArai

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