どーもキューブ

ベン・ハーのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ベン・ハー(1959年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ワイラー・ヘストンのベンハー




1959年、アカデミー作品賞受賞。監督ウィリアムワイラー。

全国で開催中のリヴァイヴァル映画祭

「新・午前10時の映画祭」(ゴゼジュウと表記)

プログラムも人気作品から追加作品も入れてはじまりました。

今回で三回目のシンゴゼジュウでございます。

単純にこの企画、まず、素晴らしい!

昔の名作を今一度スクリーンで見れる という当たり前ですが、素晴らしい試み!

三回目から上映期間を一週間から二週間まで延長。

私は、
「大脱走」
「タクシードライバー」
「真夜中のカーボーイ」
「フォローミー」
「明日に向かって撃て」で参加しております。殆どニューシネマばっかですが、、。

さて今回のシンゴゼジュウで注目した一本
 
ベンハー

これはどうしても劇場で見たくて
DVDで鑑賞した時、これは劇場で見たいと痛感した作品でした。

ヤリのエピソード

ラストのガチンコの馬車レース

チャールストンヘストンの素晴らしさ

うっすら覚えていたんですが、とにかく劇場で見なければ意味ないとすら思ってたんですね!

シンゴゼジュウ、お客様30名ほどの皆様と鑑賞してまいりました。





まず、ベンハーぜひ!上映される劇場お近にありましたらぜひ!オススメいたします!長いけど。

ここでちょこっと話、鑑賞後の13時50分

「有難うございました。お忘れ物ございまんようご注意ください」

と劇場お姉さんが会場を早く退出してくださいといわんばかりにこえがけていましたが、

私はいやいやいや、もうちょっと
座らせていてよ、余韻にひたらしてよ!涙ふいてないのにもう!

と不満げに立ちました。前を歩いていると

「エレベーターつかいますか?」と体がご不自由な方がちょうど通路を塞いでいたんです。

不満げな私はベンハーの慈悲の心をすぐ思い出しゆっくりとその方をよけて通り過ぎたのでした。

今年2013年劇場洋画実質ナンバーワンです。

この映画の分厚い魅力に今の映画がかなうはずがないと思いましたね。

7、8回眠りに落ちましたが(主に前半から中盤のドラマ部分)

もう、もう、もう素晴らしくて 

こ、こんなに完璧な映画だったんですね。

あとこの4時間強の長い作品を劇場体験したい

という思いがありました。
DVDではサーチで早送りした序章の音楽シーン、休憩シーンを劇場で体験したいという思いです。

当時リアルタイムでご覧になった方と同じ感じで見たかったんです!

いや途中休憩の時に
いそいそと皆さんトイレに行って不思議な尿意連帯感を感じ嬉しかったです。会話がトイレから聞こえてきまして、

「この休憩が、4分なんだって」

とのことでした!

キリスト教の映画だったんですね。それすら忘れてました。

が、それを飛び越える人間の喜怒哀楽が全部詰まっていまして

宗教や
友情や
憎しみや
身分制度や
階級や
奴隷とローマ史や
馬車のアクションシーンや容赦ない真実や
変わり行く人間の善悪の心やキリスト教やもうね

ちょっとやそっとで2013年公開されてる劇場作品なんて、なんて小さい映画だよってすら思える

本当に分厚い映画を見終えた感慨がヒシヒシと疲れもありましたけど感じましたね!やばいです。久々に頭を殴られた、鑑賞後余韻ハンパない作品でありました。

ラストの休憩後の馬車のアクションシーン撮影準備に一年かかったそうですが、

まあこれを劇場で見たかったんですけど

セリフなしで馬のパカパカと声援とレースのスピード感で

もうアドレナリンがグルグル周り
オリンピックレースの決勝を見守ってるかのようで

いやあこれ劇場で見たら、いや、見れたから!!!

すごいっすよ!本当に!マジで。いやあぜひ!オススメしますよ!

あとチャールストンヘストンが本当に様々な表情をして素晴らしい仕事をしてますね!

恋愛映画のようなハンサム顔だったり

人を殺しそうな残虐怨念になったり

ラストの慈悲深い泣きの顔になったり

本当に人間の喜怒哀楽が詰まっている

それこそ名作なんだと痛感しましたね!

これDVD二枚組メイキングみたくなったんで買ってこよう!

いやあ本当に素晴らしいゴゼジュウ体感でした

本当にありがとう  

ワイラー・ヘストンのベンハー

必見の一本であります!

私はベンハーの慈悲の心、優しさたくましさを学んできました、感動にうちふるえながら、、、 

今回星10個でもたりへん

2013年ブログ記事より転写
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