阪本嘉一好子

ダンス with me!の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

ダンス with me!(2003年製作の映画)
5.0

ダンスパーフォーマンスは三人の人生をそのまま醸し出しいていて、圧巻だ。このユニークなパーフォーマンスを映画館で観たい。あらすじは、平凡だけど、振り付けとバレーのパーフォーマンスは天下一品。バレーが好きならこれは見逃してはいけないねえ。


映画の出だしがいいねえ、カリサ(Lisa Niemi パトリックの伴侶)のなぜダンスをし始めたかで始まるが、この踊っている人たちが素晴らしく見惚れちゃった。プロだね。なんて思ってみていたら、みんなプロ、またはプロを目指している人なんだね。 バレー・ダンスや芸術的なパーフォーマンスに疎い私にとって演技についてのことは素人で難しくて書けない。 踊っているだけじゃなくて、意味を込めて踊っているんで、一つ一つの振り付けに意味があるということ。その振り付けのダンサーの動きは感情がこもっている。トラビス(パトリック・スウェイジー)とカリサの二人のよりがもどるバレーの振り付けと動きは彼らの生きた道をそのまま表している。ゾッとするほど感激した。この映画では四人ぐらい振付師でできているが、一人はパトリックの実の母親である。
最後のシーンでダンススクールの学生たちの前で、マックス(George de la Peña)を入れて三人で踊るが、惚れ惚れする。

あらすじ:
映画ではこの三人は振付師、アレックスマックガースの弟子だった。でも、三人はバラバラになって、トラビスはバレーをやめていた。アレックスの死が三人を再度結びつける。そして、このダンスカンパニーを再興することになる。 しかし、特にトラビスとカリサの深く残した溝は塞がらず、また仲違いを始める。それをバレーのパーフォーマンスを通して、この凍りついていた溝を埋めようとしていく。しかし、再び、トラビスは去ってしまう。マックスは演技指導力をかわれ、カンパニーの振付師になる。トラビスはカリサから電話で、カリサが育ている子供はトラビスの子供だと伝え、人生をやり直しにカンパニーに戻ってくる。 最後のダンスは輪になる(和)バレーで、新しい指導者になり、バレーカンパニーを軌道に乗せていくということを意味していると思う。

パトリックは若い頃、プロのダンサーを目指していた。 彼の伴侶のリサはプロバレリーナで、この映画の脚本家でもあり、監督でもある。ジョージはプロで、振付師、大学の先生など。