②トキオは財閥の息子なのか〜。19の時に父親が新人民軍に殺されたとのこと。

冒頭の川辺に立つ永瀬正敏がなんかすごく絵になっていて格好良かった。祖父母世代の恋とその後始末がキーになっている辺りは「遥かな時代の階段を」の匂いがする。

最後カチンコで終わるのはどういう意味が？

90年代初頭というのは、ひどい時代であった。日教組や左翼の影響で日本は過去にとんでもない侵略行為をしたと喧伝されたからだ。
この物語も現地で出会う中国人娘は日本嫌いでトキオにすら過去の戦争責任を問う。くだらん。

日本軍がシンガポールを占領し、中共のアヘンシンジケートを撲滅したのも虐殺扱い。
こいつらにとってはイギリスが数百年も植民地支配してたことなどなかったことになってるんだろうな。マライの虎もインドネシア独立も植民地支配から日本が戦った事をなかったことにしている。

ただ面白いのは、トキオの友達はインド人だ。日本とインドは共同で戦った仲でもあるそうした事を象徴しているんだろうか？。。。いや、このシナリオを考えると偶然だろうな。

おばあさんの初恋の人は日本の軍人であった。このエピソードなどはタイの大人気映画「メナムの残照」を思わせる。まあここだけがいい話だったかもしれんな。

したがって、永瀬正敏に3点。シナリオはマイナス5億点だな。

前作とは作風がガラッと変わる。
おばあちゃんのあなたは国籍に恋してるのは名言やな。
永瀬正敏さんがタバコ掘って口に入れる吸い方やっとるんやけど、すごすぎてびっくりした。
トキオがトーキョーって呼ばれるんは上手いなぁ。