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大統領暗殺のodyssのレビュー・感想・評価

大統領暗殺(2006年製作の映画)
2.5
【所詮はプロパガンダ映画】

(以下は16年前にロードショウ鑑賞直後に書いたレビューです。時間の経過を考慮の上でお読み下さい)

ガブリエル・レンジ監督作品。 

2007年10月のある日、ブッシュ大統領が暗殺される――という設定で、暗殺とその後の展開をドキュメンタリー風に作った映画。

かなり悪趣味な作品と言えるが、最初のあたりはまあまあ面白かった。 特にブッシュ大統領の演説などのシーンは秀逸。しかしその後の展開となると、FBIの捜査や犯人とされた男、あとから現れた真犯人などなどの設定が安易で、つまり制作側の政治的意図が丸見えなので、要するにプロパガンダだったのね、で終わってしまうのである。 

また側近のインタビューも、いつも同じ背景で同じ静寂さの中で行われ、しゃべりかたも整っているので、ドキュメンタリーらしい雑然たる臨場感が出ていない。残念でした。
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