このレビューはネタバレを含みます
シュールなSF。めちゃくちゃ面白い。シュールだけどちゃんと設定があって、展開は結構熱くて王道。クライマックスは謎の感動がある。
キュー(罵倒語)とクー(その他全て)しかない言語で、謎の挨拶のルール、階級制度、街、乗り物、音楽、全てが奇妙でダサくて可愛い。
あと謎の間も良い感じ。無駄な動作や無駄な移動など、「何でこれはこういう事をしてるんだ?」って聞かれても「これはこういうルールだから」と言われて釈然としないあたり、ヘンテコで説教がましくないけど、現実の世の中を皮肉ったりしてるようにも見える。
「ママ ママ どうしよう」って曲が実は冒頭のテレビで流れてたり、ヘンテコだけど細部はものすごく作り込まれてる印象。