スカーレット・ヨハンソンとクリス・エヴァンスという、今をときめくアベンジャーズ組が共演している青春映画。
建築家になるという夢を持つカイル(クリス・エヴァンス)が希望する大学に進学する為には、SATで合格ラインの点をとらないとアウトになってしまうといったところからお話が始まります。
SATといっても警察の特殊部隊じゃありません!
どうやら日本でいうセンター試験みたいなものらしい。
点数が足りずに困ったカイルは、親友やバスケのスター選手、優等生なのに何か悩んでいる風の気になる女子、アジア系の落ちこぼれ、そして試験解答が眠るビルのオーナーの娘であるフランチェスカ(スカーレット・ヨハンソン)というメンバーを揃え、ついに解答を盗みだす計画を実行します。
特にハラハラするわけでもないし、計画もざっくばらんなので知的ゲーム的な要素もありませんでしたが、そこそこ面白かったです。
何か飛び抜けて印象的な展開があるわけでもないんですけれど、点数に翻弄されて自分を見失うなというメッセージが込められていましたね。
実のところ、例えば「ザ・カンニング/IQ=0」みたいに登場人物が完璧な劣等生というわけではなく、カイルたちは皆、それなりに勉強ができます。
バスケットスターも数学は得意だし、落ちこぼれのはずのアジア系にしたって幾何学とかに関しては天才的だったりするのです(ついでにストⅡの達人)。
だけども複数科目の平均的な点数で進学先を決めつけてしまうSATの壁が立ちふさがるという寸法で、要するに「持っている夢のために本当に必要なものは大学の合格ラインじゃないはず」と言っているわけですね。
計画実行の夜を過ごした仲間たちは、全員が自分の進むべき道を見つけます。
それぞれが真に大切な答えを見つけるという、普通にありふれた青春映画だと言えますが、驚くべきことに最大の見どころはまったく別のベクトルに存在したりしました!
それは、スカーレット・ヨハンソンが「マトリックス」の物真似をするというサービスシーンです!
メチャ唐突で驚きました!
スカヨハがトリニティのコスプレをして、あまりにも有名な「マトリックス」冒頭のアクションシーンをコピーしちゃうんですよ、あなた!
ほんの少しのおふざけシーンですが、かなり気合がはいったコピー具合で、後のブラック・ウイドゥにつながるスカヨハがまさかこの映画に埋まっていたとは思わなんだでした!
もう少し、それぞれのキャラがたっていたら尚良かったんですけどね。いまいちキャラが弱い。
しかし、スカーレット・ヨハンソンのキスはものすごくエロそうでした。
見るだけしか出来ないのがもどかしかったですけれど、ごちそうさまでした!
huluにて
