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アサルトD(デーモン)
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『アサルトD(デーモン)』に投稿された感想・評価

あまけしておでめとう。

やる気なくてサボってたら新年明けてた。

年末年始に有名映画を観る計画はエターなった…。
(まぁ近い内に見るけど)

以前は果敢に映画を見ていってたんだがな…。
ワシってもう年かのぉ?
(今年になってようやくブランドン・リーさんより長生きした男の文章。)




とある刑務所に新しく入社した、元軍人の女刑務官ジニー。

新人研修の中で、同時期に収監された言語が通じない謎の囚人を別の房に移す。
すると、謎の囚人は不気味な呪文を唱えて発作を起こし、みるみるうちに得体のしれない怪物に変身!!!
刑務官や囚人を次々と惨殺し内臓を貪り食いながら、大暴れ!!!

生き残った刑務官ジニーと囚人達は、協力してどうにか脱出しようとするが…。



刑務官と囚人が協力して怪物が現れた刑務所内からの脱出を試みる、The Asylum産のサバイバル・ホラー。
ジャケは思いっきり某カーペンター監督作のリメイク便乗ジャケだが、囚人と看守が協力して生き残ろうとする展開は似てるかな。
(敵は着ぐるみモンスター一体だけだが。w)
因みに原題のShapeshifter(シェイプシフター)は変身人間とかそういう意味。

本作は相変わらず他のThe Asylum作品の例に漏れず、舞台はメッチャショボいし(多分「デッドマンズ・プリズン」と同じセットだなこれ。w)、怪物の造形も特殊メイクもチープ、キャラは個性立ってるけどあんま活かされない、展開もグダグダ、役者の演技もアレ気味と見事なまでにZ級映画の王道を突っ走ってる。

でもジャンル的に間違った事はしてないし、スプラッターな見せ場も沢山あるので、The Asylum作品にしてはマシな部類かな。
とは言っても他のAsylum作品と比べたらの話なので、一般の皆様方は無理して見る必要はありません。


序盤からゴア描写満載で展開されるので、掴みはバッチリ。
チープな出来とは言え内臓がモリモリ引きずり出されるわ、自分の腕の肉を食いちぎるわでグロゴアな見どころ満載。
ゴードン監督、こっちの方を手掛ければ良かったのにね。

ただ、後半になると特殊メイク代が尽きてしまったのか、余り派手な人体破壊をしなくなってしまうのが残念。
後は血糊で頑張るしかなかった様だ。

後、メイクのショボさを誤魔化す為か、一部グロシーンでカメラがブレて見ずらくなっていたのはかなり残念。
冒頭の内臓貪り食いとか、その後の頭潰しとかしっかり見せて欲しかった。


お話的には上記の通り生き残りのサバイバルで、特に特筆する点は無いか。
主人公と親しい人物が死んだり、裏切り者が出たりとお話的には色々あるけど、上手く活かせてない辺りAsylumらしいというか。
クライマックスの攻防は少し盛り上がるけど、最後はかなりあっけないし…。

ただ、怪物の正体が”マフィアが送り込んだ刺客”という設定はちょっと面白かった。w
後、ラストに生き残るキャラはちょっと意外だったかも、他の映画だったら中盤辺りで死にそうなヤツだけに。


そんなこんなでグロシーン等、見どころは多いけど内容のアレっぷりやショボさ満載な出来の所為で、結局はよくあるThe Asylum印に落ち着いてしまうのだった。
ただテンポは悪くなく尺も短く、特殊メイクのスプラッターとかがある分、何時もの劇ショボCGの便乗映画よりはマシだけどね。


余談だが、DVDの特典映像がやたら豪華で、ブッチャケ本編より面白かったw
血糊に関するアレコレとか、思いっきりネタに走ってるパロディ映像とか、本編より見どころ多かったな。w



そんなこんなで新年早々こんな映画ばっか&のろのろ更新頻度ですが、仕事の苦境(近い内に職ナシになる可能性大)にも負けず頑張りたいと思います。

それでは皆様、良いお年と、火薬&スプラッター映画を。w

ハッピー・ドンパチ・イヤー。

ハッピー・ゴア・イヤー。
腕

腕の感想・評価

2.9
ほどほどに面白い
"刑務所に配属された元軍人のジニー、同じ頃収監された男が突如怪物に変身し刑務官や囚人を襲い始める"というストーリー

全編が血と臓物のオンパレード 冒頭から心をガッチリ掴む食人シーン、刑務所という閉鎖空間で行われる死闘

安定のB級エンドまで忘れないサービス精神旺盛なホラー映画

特典映像が無駄に充実しており着ぐるみの制作風景や血糊の演出など興味深い