はまさん

フレンチ・コネクションのはまさんのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
3.6
今観ても全く色褪せない、今の刑事映画の原型を造ったと言える映画d(^_^o)

全く枠に囚われない破天荒な捜査振り、仕事に集中し過ぎて私生活がめちゃくちゃになる、思い込んだら食いついて離れない、など今では当たり前の刑事像。

ある意味この映画の「ポパイ」という存在が、こういう今では当たり前の刑事像を決定付けたと言えるかも知れない。

もう一つ、緊張感のある尾行シーン。追いつ追われつではなく、追う側と追われる側の緊迫した息遣いと頭脳を駆使した駆け引きがこちらにも伝わってくる。

そして余りにも有名になった、車で列車を追うカーチェイス。創りモノなのに創りモノに思えない、観えない、スピード感と緊張感のある逃走劇。

全編を通して撮影に余計なライディングがなく、まるでドキュメンタリーを観ているような映像が余計リアリティを醸し出しているし、街の雰囲気も凄く自然。

ラストシーンも非常に型破りなカタチで終わるが、これも凄く想像力を掻き立てられて、僕には秀逸に思えた。
この後フリードキンは、あの「エクソシスト」を撮る事になる(;^_^A
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