ふぇりな

バットマンのふぇりなのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
3.5
The Batman2回目を観に行く前に復習?予習?として観ました。

まず驚いたのは、まだバットマンがゴッサム市民たちに知られていないところから始まるということです。私が観た他作品ではなかったので、新鮮でした。また、宿敵ジョーカーについても、まだ普通の人間(?)だった時から描かれ始め、誕生の瞬間も目撃することになったのも驚きました。ジョーカーが主役の映画ではありませんが、かなり彼の存在感が大きい作品だなと感じました。

時代もあってか、女性の描き方があまり良くないと感じたのと、全体でみると少し間延びした印象があったので、そこまで好きではありませんでした。あと結構そうはならんやろ!みたいなツッコミどころも多かった気がします。笑
ただ、バットマンやジョーカーの登場シーンやテレビ等をはじめとして、とても演出が素敵で印象に残るシーンが数多くあったので、流石だなとも感じました。プリンス等による音楽も見事にマッチしていて、その点も好きでした(ところでこのネタはレゴバットマンにありましたよね?こちらを先に観ておくんだったなと思いました)。
最後のアクションシーンのあたりは、後世の作品に受け継がれている部分もあると感じたので、かなり大きな影響を与えたのだなとも思いました。

また、ジャック・ニコルソンのジョーカーについてですが、このキャラもそこまで好きにはなりませんでしたが、本来の意味での「道化」に最も近く、自分の美学に則って行動しているところや、心底楽しく明るい狂気に染っているところは、他のジョーカーになくてとても良いなと思いました。それから、思っていたより何回も素顔を晒すので、こっちが勝手に焦ってしまいました。笑
逆にマイケル・キートンのバットマンは、自然に受け入れられるくらいナチュラルなキャラクターだなと感じました。まだまだDCに詳しくなくて原作も読んでいない私が言うのもあれですが、1番オーソドックスなイメージでした。

まとめると、好きな作品にはならなかったのですが、この作品にしかない魅力があったので、観ることが出来て良かったなと思います。特にバットモービルのデザインはこれが一番好きです!めちゃくちゃかっこよかったー!
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