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少年と犬のbrianのレビュー・感想・評価

少年と犬(1975年製作の映画)
4.0
前半は岡本喜八「肉弾」を思わせる"ひとり反戦映画"。
後半はフェリーニや寺山修司などを思わせる白塗りの人々が登場してシュールかつデカダンス。
銃器で撃たれても倒れないゾンビはさしずめ「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に勝る恐怖感。などなど、色々な作品をオマージュして楽しませてくれた。
これは2024年が核により地球が荒廃していく様を描いているが、フィクションではなく現実的に近いのではないかと感じる今日この頃。
バイデン大統領は"核のボタン"を携行して広島へ。初来日するゼレンスキー大統領がサミットに出席するという。
世界が荒廃していかないように平和的解決を願ってやまない。


「少年と犬」(1975)予告編👦🐶
https://youtu.be/8h0dOOwm1rQ
少年ヴィック役のドン・ジョンソンはテレパシーで犬と会話をしているような台詞回しが特徴的。一人芝居の趣きがありとても素晴らしい。
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