漁師

国家の女リトルローズの漁師のネタバレレビュー・内容・結末

国家の女リトルローズ(2010年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

評価に反して、作品自体ひとりの女性が政治の間で揺れ動く悲しい作品で、素晴らしかったと言うか、私の好きな作品だった。戦後のポーランド(この国は必ず地理的な問題等で)大戦になると必ず最初に影響を受けてしまう。冷戦時代に、NATOとワルシャワ条約機構との間で東ドイツ側(ロシア社会主義)に属し、自由の無い時代が1989年まで続いる。その中、いまだ反ユダヤ主義が国内の保安局に存在していて諜報部では、ユダヤの存在を調べていた時代の話。その中で、カミラの恋人ロマンが諜報部に属してた為、アダムという教授を調べる任務に使われた。過酷な運命に翻弄させられるひとりの女性が、中心のストーリーになっている。最初は、諜報の仕事に夢中になるが、ロマンとは正反対で穏かな性格に次第に魅了されていく。最後は、ロマンよりアダムを選んだが為、殺害までされてしまった。個人的に見ても、数段アダムの方が人間としての本質が勝っている。もし、彼女が諜報部員としての、特殊訓練をうけていれば話は別だが・・。以前「レッド・スパロー」の映画で見たが、女を武器にして相手を探り出す諜報の特殊訓練は、凄かったが。最近、あまり接してなかった中東問題を絡んだ戦後のポーランドも知る事も出来、作品として魅力を感じた。
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