国家の女リトルローズの作品情報・感想・評価

「国家の女リトルローズ」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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1968年ポーランドで起きた「3月事件」が題材。
3月事件は、自分たちもユダヤ人を排斥してしまったという、ポーランドの黒歴史。
その頃のポーランドは共産国家で、国内にいるユダヤ人たちはシオニストだとされて国家権力や一部の国民から目の敵にされているという前提条件がある。
さらにそれ以前、ナチスドイツよりも前からポーランド人はユダヤ人が大嫌いという民族的な宿業も備えてる。
ワルシャワにある国立劇場で反ソ的な演出があったとして公演が中止になる。これに抗議する市民や学生、それにシオニストを含む知識人たち。そこに「小スターリン」とも称されたヴワディスワフ・ゴムルカ統一労働者党第一書記の演説があり、すべての責任をユダヤ人たちに押しつける。結果、多くのユダヤ人を国外に追放することなる。
かなり複雑な話を、秘密警察(役職が軍属のそれだった)と、女スパイと、シオニストの大学教授という三つ巴にすることで、うまく観客に伝えてくれる。
スーパーモデルのようなヒロインががんがん脱いでって、必要以上に濡れ場が多いんだけど、ヒロインのスタイル良すぎて逆にエロくない。ワキ毛すらかっこいい。
同時期に隣のチェコでは「プラハの春」が起きているとのこと。若者たちが立ち上がる国はやっぱなにかゆがんでいるということなんだろうね。
大学教授がホールで演説する(ヒロインが涙する)シーンがやたら良かった。あの風合い、フィルムかな?
大学教授が理不尽な締め出しを食らうくだりが、当時のポーランド在住のユダヤ人たちが受けた仕打ちだと思って間違いなさそう。
あんなん、だれだって根を上げる。
鑑賞後にググって、時代背景を把握して、ようやくすっきりするという流れの映画。
ジャケと邦題から、お色気女スパイものだと思われてそうだけど、この映画の価値は、ポーランド自身が国の恥を題材にして映画を作ったというあたりにあると思われる。
いかにも小粒な歴史ものだったけど面白かったです。
Amazonプライム。政治による引き裂かれ。
1967年、共産主義体制のポーランドで民主化運動が高まり、政府は反体制派の指導者摘発を目的にユダヤ人狩りを開始。そんな状況下、大学教授のアダムは、若く官能的な美女カミラと恋に落ち、結婚を申し込む。しかしカミラは、「リトルローズ」のコードネームをもつ国家スパイだった。カミラは、アダムの誠実な人柄に惹かれ、彼を本気で愛するようになる。それを知ったローマンは嫉妬に狂い計画は破綻しはじめる。

このレビューはネタバレを含みます

ポーランドの歴史的背景を知らなかったので混乱しながらの鑑賞。悲しい話だった。恋人をスパイに仕立て上げた男は自業自得。
すんげぇ陳腐なハニトラ話で私の期待したワイダ的なこの時代設定のポーランド映画ではなかった…こんなもん撮ってるからおバカジョークのネタにされるんだぞポーランド人、こういうところだぞ!
完璧な美人なのに、生まれてくる時代や場所でここまで悲惨なことになるのか。

これは悲しい。
恋人に頼まれ国家のスパイとしてハニートラップを仕掛ける女性を主人公としたポーランド作品。
恋人を愛するあまり渋々引き受けるが、彼女の複雑な気持ちが上手く表現されていました。

恋人から本当に愛されているのか疑問を持ち、心が揺れるときもしばしば。
その一方で、潜入相手の男性からは純粋に愛され、気持ちも揺れながら潜入調査を続ける女性の気持ちを思うと心苦しかったです。
pao

paoの感想・評価

2.3
2020 132

よく分からないまま終わった。
優しい方に惹かれていくのは当たり前だよねぇ
そりゃ、優しくて愛してくれる人の所に惹かれるわな。

簡単にスパイになれる。。
にしても誘惑の仕方に身体綺麗ですね!

子どもが可愛い。。。
落伍者

落伍者の感想・評価

3.5
東西冷戦下の1967年に民主化運動が起きたポーランドが舞台。二次大戦からのドイツ・ソ連・スロヴァキア・リトアニアによる分割占領とワルシャワ蜂起、戦後の共産化を経て、政府は反体制派の指導者摘発を目的にユダヤ人狩りを行っていた(反ユダヤ主義、イスラエル政府批判を政策に掲げたソ連にとってシオニズムはナチズムと同義だった)。民主化運動の思想的リーダーとして著名な歴史家・大学教授を隠れ蓑にしている活動家と、秘密警察の駒として恋人をスパイに仕立てる男(ユダヤ人の血が流れている)、恋人の為にスパイになる女の三角関係。アンジェイ・セヴェリン演じる、美女スパイに篭絡される歴史家の大学教授が良かった。「顔のないヒトラーたち」でナチの戦犯告発に執念を燃やすユダヤ人検事総長フリッツ・バウアーを演じたゲルト・フォスも好きだったので、多分、こういう顔の爺さん俳優に弱い。イスラエルが必ずしも全てのユダヤ人の受け皿にはならないことが第三次中東戦争のニュース映画を見て嫌悪する仕草で描写されてるのも面白かった。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
実話を基にポーランド情勢を伝えるストーリーなのですが…
一人の美女に翻弄される二人のエロ男性の衰退していくストーリーにしか思えなかった😵💦
リトルローズが綺麗な作品でした。

2020年327本目
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