ENDO

風と共に散るのENDOのレビュー・感想・評価

風と共に散る(1956年製作の映画)
4.8
爛れたAmerican Dream。ダグラス・サークの監督作は、どれも鑑賞後盲目になっても構わないほど最高なのだけど(登場人物たちは皆目開きの盲目)曖昧な愛のない接吻と妖艶なダンスと父の階段落ち、油井タワー模型を抱き抱える妹のironicalな末路!ドロシー・マローンとロバート・スタックのウンザリする富豪兄妹を観てるだけで世界がどんなに儘ならないか突き付けられる至福。吹き荒ぶ風に身を任せ、奔流に飲まれ続けて生きるのだ。
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