キャッスルグレンギャリ

わが谷は緑なりきのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)
3.8
U-Nextで鑑賞。ウェールズの炭鉱の町で暮らす家族を描いた作品。大人になった末っ子ヒューが町を離れるところ始まるので、舞台となった町も廃れていったのでしょう。しかし採掘がピークだった頃は労働者たちとその家族は金銭的には決して豊かではなかったかもしれぬが、心豊かに生きていたようです。
日本の産炭地はどうだったのでしょう。今を見る限り、そうは思えません。ここがイギリスの民度の高さによるものなのか、日本が労働力を、「違うところ」に頼っていたからなのでしょうか。
観ながら考えてしまいました。
本作は白黒なので我が谷の緑の深さはわかりません。が充分に想像できる美しさです。