TAK44マグナム

ハロウィン4 ブギーマン復活のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.0
短評です。


「ハロウィンⅡ」のラストで全身大火傷を負いつつも死んでいなかったマイケル・マイヤーズは10年も意識不明のままであった。
しかし病院を移送される事となり、その移動中に妹ローリーに娘がいたことを知り復活してしまう!
そう、今度の獲物は幼い姪っ子ちゃん!

そんな有名殺人鬼を叔父さんにもつジェイミーを演じるのはダニエル・ハリス。
「ハチェット」シリーズ等、対殺人鬼にかけては右に出る者がいないプロ女優さんですね(笑)
確かにローリー(ジェイミー・リー・カーティス)の娘役としては適役!
というか、本作に出ていたことが後々まで彼女のキャリアに影響を与えているのかもしれません。

とりあえず本作のダニエル・ハリスはお子様なので守ってもらう側。
しかし、衝撃のラストが用意されています。
この誰もが驚くラストについては、あれをやるなら作り手は相当の覚悟が必要だったはず。
なにしろマイケルというキャラクターがどっしりと存在するからこその世界観を覆しかねないのですから。
しかしながら、あまりうまくいったようには見えず勿体無いと思いました。
実際、このラストは続編でほぼ無かったことにされてしまっていますし、結果的に支持を得られなかったのでしょう。


マイケルのマスクもスーパーマーケットで調達したような安っぽさで迫力も半減。
また、監督と脚本、どちらの他作品も個人的に面白いと思えた事がない人で、本当に平凡なスラッシャーでしかなく残念です。
改めて観てみると2018年版の「ハロウィン」は本作と少し似通ったカットや設定があったのですが、実際のところ参考にしたのかどうかは分かりません。
しかし製作時期や規模を鑑みても、その出来映えには相当の開きがあるかと思いました。
やはりローリーが出てこないと締まらないのかなぁ??
そして、本作のルーミス医師はまるで役立たずでしたな・・・(汗)

あ、そうだ。
マイケルが静かに椅子から立ち上がるシーンは良かった!
あそこの一連の流れだけは「おおっ!」と思えましたよ。
そこだけオススメ!


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