Stella

ブーリン家の姉妹のStellaのレビュー・感想・評価

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)
3.5
これが本当に史実なの?というフィクション性の高い作品と感じた。

プロットはドロドロのメロドラマのように書かれていて、ヘンリー8世がエリックバナではイケメンすぎるでしょう。肖像画とは似ても似つかない。アンブーリンも美人ではなく、メアリーの方が美しく、王に気に入られたため、嫉妬心を抱いていたらしいから、ナタリーでは美しすぎる気がしました。

アンは姦通罪ではあったが、近親相姦ではなく後釜ジェーンシーモアに怯えた兄が、宮廷に出入りしていた男をアンの部屋に手引きをして、孕ませようとしたが、実際には未遂であると本で読んだことがある。

史実かどうかはともかくとして、映画作品としては、楽しめた。
2人のドレスや王の衣装が美しく、ブーリン姉妹の美貌を引き立たせる。2人の姉妹の心模様は名女優の演技力によって上手に伝わってきて、アンはこんなに自己中心的で気の強い女性だったのか?妹に仕返しをする程に?

結末はわかっていてもその過程がどうなっていくのか眺めることが出来た。エリザベスに関しては全く焦点が当たっていなかった


お母さんは、2人の娘のことを思っていて、その他の人は自分の欲望や得のことしか考えてなかった。この時代は女性の人権が無く、物のように扱われていたこと、
裁判にかけられると本人の正直さに関わらず、陰謀で有罪にされてしまう。プライドが傷つき、憎しみが憎しみを呼び、でも妹のメアリーはアンを許し気にかける。お母さん譲りかな?

悪いものを悪魔にそそのかされてとか、魔女と言うのもこの時代ならでは。
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