yaaa

シルバー・グローブ/銀の惑星のyaaaのレビュー・感想・評価

4.0
国家に盾突いてまで製作される唯一無二のパワー溢れる見たことの無い世界が展開されるのかと期待したが、結果は「へんな」映画を観てしまったという感じ。
「へん」を受け入れるなら楽しめると思う。

3パートに分かれていて、ひとつめはある惑星に不時着した地球人3人がサバイバルして子孫が繁栄して最後の生き残りの地球人が神と呼ばれる。これはカメラで記録するという設定でPOVやったりしてストーリーも解るので生真面目なSFにみえてまあまあ面白い。突然起こる地面が爆発する震災?が迫力ありすぎる。

次からじわじわ「へん」になってくる。その惑星には海の向こうに鳥人間がいて地球人の子孫を攻めている。そこにまた地球人がやってきて救世主になったかと思えば、民衆から「なんか違う」ってことでキリストみたいに磔にされる。
このパートは戦争したり、モブシーンが多かったり映像は動的で面白い。衣装も「砂の惑星」がパクったやろうと思うほどカッコよい(宇宙服のみ)。
しかし、内容的には主役が笑ったかと思ったら突然泣いたり、「死霊のはらわた」で悪魔にとりつかれる芝居みたいなのを延々するのでかなり解りにくい。
「へん」が加速していく。そこがズラウスキー節ならしかたない。

3つめは「マッド・マックス」に出てくる警官番外編みたいで謎しかない。
「へん」がトップギアにはいる。そこがズラウスキー節ならしかたない。

そんな中、二つ目の主人公が惑星の彼女と駅弁ファックを決めるシーンがある。その後の裸で正座して語り合う顔。物語的には主人公の心の転換なのだが
「…は、初めてです。SEXがこんなに気持ち良かったとは…」童貞喪失みたいに見えて妙に印象深いし人間味あふれる。