「大渡海」言葉の海を渡る舟
言葉ってホントに面白いと感じる。普段何気なく使っている言葉の意味を改めて文字に起こすと意外と奥深かったり、読み方1つで全然意味が変わったりと初めて気付く事が沢山あった。。。
●文学の叡智でもある“辞書”(ここでは紙媒体)の編纂に10数年かけて取り組む人々を描いた作品。
用例採集に関しては実は個人的にいつもやっていて、それこそ面白いと思った言葉を忘れないように携帯のメモ欄にメモする程度だけど、後で見返してみると意外と楽しかったりするもの。
昔から辞書はどうやって作られているのだろうと疑問に思っていて、こんなにも手間と苦労と時間がかかるものだとは思わなかった…。そう考えると紙媒体版辞書って相当優れ物だ。
【ここから少しネタバレ】
“恋”の意味を改めて文字に起こした告白のシーンがお気に入り。