【2013 アーカイブ】
今日は映画「舟を編む」をレヴュー。三浦しをんさん原作の昨年度本屋大賞受賞作の映画化です。
マジメだけが取り柄のうだつの上がらない出版社の社員「馬締」くんが、辞書編纂の仕事に目覚め、辞書編集部の人たちとのふれあいを通して成長し、ついに国語大辞典を出版するまでの青春ストーリー。
まず主人公の「馬締」役の松田龍平は「朴訥とした青年訳ならこの人!」というハマり役。(「神様のカルテ」もこの人がよかった。って夫婦とも同じになっちゃうか)
妻の「かぐや」も今、夫唱婦随的な奥さんというと必ずこの人という宮崎あおい(本人も同じような役続きで飽きてないかね)。
そして個人的にはお気楽社員を演じるオダギリ・ジョーがとてもよかった。
原作ものの映画化としてはたいへんよく出来ています。本を読んで見に来た人にも納得のクオリティ。ほんわかとして、ジーンと来る作品です。