あや

次の朝は他人のあやのレビュー・感想・評価

次の朝は他人(2011年製作の映画)
3.8
タイトル通り、関係を持った翌日は他人のようにそっけなくなる男性が主人公。
男性だけパラレルワールドのような時間軸を生きているのか、同じ日が繰り返され、でも台詞は微妙に違うのが面白い。そして偶然3回会う女性の存在。本当に偶然なのか、作中の男性の台詞から取ると何か理由があるのかと探ろうとしてしまう。

同じ日が繰り返され、人間関係がリセットされているような表現なのは、男性が特に誰とも深い関係を築こうとしない部分と関係あるのかなと思った。

あとモノクロの映像が好き。
ソウルの寒い夜空で燻るタバコの煙や、意味ありげなズームがなんか好き。
一目惚れするマスターが働くバー「小説」とか韓国料理屋「多情」っていう店名も良すぎ
あや

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