このレビューはネタバレを含みます
ルビーが最高にキュートなのに絶妙に”ぼくの理想”っていう個人的な枠を乗り越えない感じが良かった〜。
ルビーの内面で彼女の中での辻褄が合わせられてたんだろうか。ルビーしんどかったろうな。ルビーはカルヴィンを満たすための存在じゃなくて、ルビーだから。カルヴィンがルビーを消そうとしたらどうしよう、ってずっとどこかで思ってて、だからルビーをどうにか自分好みに変えようとする姿は、傲慢だけどまだただの所有欲が強すぎる男、で良かったと思う(良くない)
これはルビーの解放の物語であって欲しい、って前半観てて思い始めたから、倦怠期で煌めきが見えて、カルヴィンの努力で息が詰まって、ラストで安心して息をついた。
カルヴィンはただの幼いメンヘラの様で自分勝手で、気持ち悪いのに共感してしまう感じが全身掻き毟りたくなる。