ルビー・スパークスのネタバレレビュー・内容・結末

ルビー・スパークス2012年製作の映画)

Ruby Sparks

上映日:2012年12月15日

製作国:

上映時間:104分

ジャンル:

3.8

「ルビー・スパークス」に投稿されたネタバレ・内容・結末

恋人同士がすれ違うこの感じ、とても良く分かる。互いに愛し合っているのにもどかしいくらい上手くいかない。

カルヴィンの実家の自然豊さ、賑やかで自由奔放なご両親はとても印象的で好きだった。

実父は別にいて当時の母とは別人という設定も、カルヴィンがルビーを支配できるという設定も、やはり関わる人・身を置く環境によって自分自身は変わってしまう、変えられるんだと思った。

終盤のカルヴィンは狂気じみてて恐ろしく、同時にルビーの壊れ方も滅茶苦茶なのにどこかリアルで余計に怖くなった。

そして最後、今までの過去を何も知らないルビーとまた1から出会える設定がとても良かった。現実の恋愛では過去の恋愛での失敗で学び、新たな恋愛で修正していく過程を、この映画では同じ人(いちばん好きな人)と再びやり直せるという事実が羨ましく微笑ましかった。今度こそカルヴィンにはルビーとしっかり向き合って上手くいって欲しいと希望を持てる終わり方が素敵だった。
ルビーが最高にキュートなのに絶妙に”ぼくの理想”っていう個人的な枠を乗り越えない感じが良かった〜。

ルビーの内面で彼女の中での辻褄が合わせられてたんだろうか。ルビーしんどかったろうな。ルビーはカルヴィンを満たすための存在じゃなくて、ルビーだから。カルヴィンがルビーを消そうとしたらどうしよう、ってずっとどこかで思ってて、だからルビーをどうにか自分好みに変えようとする姿は、傲慢だけどまだただの所有欲が強すぎる男、で良かったと思う(良くない)

これはルビーの解放の物語であって欲しい、って前半観てて思い始めたから、倦怠期で煌めきが見えて、カルヴィンの努力で息が詰まって、ラストで安心して息をついた。

カルヴィンはただの幼いメンヘラの様で自分勝手で、気持ち悪いのに共感してしまう感じが全身掻き毟りたくなる。
ゲームセンターのシーンのようなキャッキャウフフが長続きしてくれたらねぇ。
ゾーイ・カザンがめちゃめちゃめっちゃ可愛かった~
あの純粋無垢なのにエロい感じ・・・たまらんな・・・
インユアアイズにも出てたね。あれも超かわいかったけど、ほんとにあどけなさがさいっこーにかわいかった~

男役のポール・ダノは、さえない小説家まんまって感じ。

小説にしたストーリーがそのまま現実に起こる。
そんな疑似恋愛、妄想の産物の恋愛を楽しむが、まぁそううまくはいかない。

ルビーが犬の真似とかしちゃいだすところはまじでホラー。こわすぎわろたって感じ。
こんなふうに自分の思い通りにできることを快感と思っているならそれは恋でも愛でもなんでもない、ただの玩具に対する執着では。と。
まぁさすがに自分でもこのままではいけないと思ってルビーを開放する。

そして出会った場所で再会を果たしてもう一度恋に落ちていく、そんな話。
なんかきれいにまとまりすぎだし、なんでルビーが主人公に惹かれてもう一度会いたいと思ったのかも謎だし、でもゾーイ・カザンはかわいかったからいいか。(笑)
これは確かに恋やら愛がテーマではあると思うけど、ラブストーリーとは言いたくない自分がいるw
リトルミスサンシャインと同じ監督、通りで面白いわけか〜

序盤のチャーミングなストーリーとは一転するこの映画、ドキドキした。

カルヴィンの元カノが放ったセリフは間違っていない。ルビーという人物は周囲に天才だと思われたいカルヴィンの承認欲求から生み出された創造の産物でしかないんだろうな。創造物にしては精巧なくらい会話はリアリティに溢れていたし、現実味を持たせていて良かった。
そんなルビーには途中で距離を置かれ、他の異性と下着のままプールで泳ぎたいと思われてしまうくらいには、恋は終わっていた。それなのに、その運命を必死に食い止めようとするカルヴィンが少し切なかった。
クライマックスのシーンは圧倒的恐怖。怖いのと虚しいのとで、ひたすらやめれ〜と思って見ていたけれど、最後はちゃんとルビーの事を想って自由という選択肢を決断できたことが彼の成長に繋がっていた。

最終的に、操り人形ではないありのままのルビーとの関係性をこれから構築していくような気配を感じさせながら終わったので、オチとしてはスッキリしていた。

どちらにせよ創造物と恋愛ごっこしてもカルヴィンが成長することはなかったので、この結末でハッピーエンドだと思う。

結局人間は、なんでも自分の思い通りにできる人なんて愛せないんだろうな〜なんて思ったりした。

あと、カルヴィンのヘタレっぷりが俳優さんとすごくマッチしててリアリティ溢れてたので(失礼)最高だった。
スコッティが
ルビーになったかと思って探した。
クズでもやり直せるということがわかりました。思いやりですね。

ステディと夜の河原でB級ホラー見るやつしてえ〜
ラブストーリーの皮をかぶったホラー作品
書く文章の意味の相違が発生したりして、それがストーリーの展開に絡んだりしていたらそれこそ世にも奇妙な物語

物語の行き着いた先にルビーに対しての希望はあったのだろうか
過去から解放されるって文章は広義だと思う

自分の文章1つで誰かが一喜一憂したらどうする
誰かが自分の今までの気持ちや行動をすべて操っていたと知ったらどうする
操れることを知っていたら文章を書くだろうか

とても哀しくて恐ろしい
某作品の所為か、カルビンがブライアン・ウィルソンに見えて仕方がなかった。

コンスタントに映画は観るものの、恋愛映画は観ていると気恥ずかしく、むず痒くなってしまうためよく観ない。だが、何となく数年間気になっていた今作をふと観て本当に良かった。
登場人物たちの年齢や設定も良かった。もしこれがティーンエイジャーや大学生が出てくる甘々の恋愛映画なら僕はドロップアウトしていただろう。
予告編は観ていたため、恋に落ちたばかりの熱が長く続くのだろうと思っていたが、甘々なシーンはナイトクラブのシーンくらいまでで、それからはルビーの非現実的な存在と不釣り合いなほど、現実的なよくある恋人のいざこざが起こり、それが良い。カルビンが真実を伝えた時の狂気のようなシーンはもう楽しかった日々に不可逆的に戻れないことを暗示させる。結局カルビンが自尊心のために彼女を操り出したことを反省し、彼女との別離と同時に成長するような結末だったが、彼女が創作物であるままの状態でハッピー・エンドは望めないと思っていたのであれで良かったと思う。
パステルカラーが印象的な色遣いも好みだったが、この作品がビターだったからこそ均等が取れていたのかもしれないと思った。
だるすぎるんで恋愛映画でも見てみる。
これは新しい着眼点だ。
”タイプライターを叩くと彼女と一緒にいられる”

途中まではほのぼの恋愛映画だと思ってたけど…
これはホラーだわ。

ラスト、500日のサマーを彷彿とさせるなと思ったら同じスタジオらしい。バタフライエフェクトのように全てをコントロールしようとする男の虚しさが狂気として出ている。未成熟な人間に高機能おもちゃを与えてはいけないという好例。

主演の二人は実生活でも長年のパートナーらしい。あんな狂気を醸し出せるリアルカップルはなかなかいないぞ。夜な夜な、どんなことを語り合っているのだろうか。(知りたくない)
途中まで可愛らしくてクスッと笑えるストーリーだったのが、突然ガチガチのメンヘラホラーに笑
ラブストーリーって忘れる程震えた笑

あれどうにかマイルドになってたらもう少し好きだったな〜!ホラーテイストじゃなくて喧嘩っぽいのがよかったな!

あとラストもそっちか…ってなっちゃいました。無かった事になんてそれこそ都合よくないかな?

"前に会った事ある?多分前世かコーヒーショップで出会ったのね"ってフレーズが好き
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